この記事はネタバレマシマシとなっております。まだ読んでない方は、先に読むことを強く強くおすすめします。
アキラの強さ
アルファなしでも怪獣複数と巨蟲類の群れに巻き込まれて一定時間生き残れる時点で、HBTN装備込みでのアキラの素の強さがほぼ超人レベルまできた感じします。
これ以上の強さとなると、本人が生身で超人レベルになるか、旧世界製の装備を手に入れるかの二択になってきそうです。
ですがHBTN装備が最終装備の可能性も全然ある気がします。このまま新旧リオンズテイルの騒動や、ヤナギサワにアルファの思惑とかすべて巻き込んで最終章なんてのもあり得るのかなと感じました。
アキラがあの状況でアルファとの接続が切れて全く諦めずに生き残ろうとするのは、精神的にも強くなってるなと思いましたね。
弱者の自認ももうなくなっている描写がありましたし、物理的な強さはもちろん、精神もかなり強者よりになったんだなー、と。
ユミナのアキラに対する影響
改めてアキラの中でのユミナの存在の大きさを感じました。偽ユミナに対して停止しちゃうシーンについては、アルファがいなかったらそのまま負けててもおかしくないレベルの反応を見せていましたし、やっぱり自らの手で〇した経験は大きいんだろうなって。
それでも自分で向き合う精神の強さも見どころでした。
シロウとハルカ
アキラ目線だとほぼ敵だったハルカと一応協力できることに、アキラの精神面の変化を感じるとともに、ハルカにちょっと良い印象を持っていなかったのですが、ちゃんとシロウとは相思相愛な感じだったことがわかってまあよかったです。
騙されてたらシロウ可哀そうすぎだったので。
この2人の物語も、きっと次の巻で完結するのでしょうが、どう着地するんでしょう。
シロウはこの騒動が終わった後でも坂下重工に半ば軟禁される状態で戻る状況が想像できるのですが、ハルカが穏当に行く様子があんまり思い浮かばないです。
ハルカをキューブを使って仮想世界に隠されていた敵の本拠地ごと実体化させましたが、この後どうやっていい感じのエンディングを迎えるのか、というか2人は生き残れるのか……本当に次の巻が早く読みたいです!
シェリルの告白
シェリルが今回の巻でアキラとの関係を踏み出したのが一番びっくりしました。
なんだかんだ恋愛面はなあなあで完結まで行くのかなーって思っていたので。
シェリルが今回好意を直接的に伝えたことで、本編完結後にアキラとシェリルがちゃんと生き残っていたらシェリルエンドも結構ありえそうな雰囲気が出てきた気がしてうれしいです。不憫属性持ちは最後の最後で報われるのが一番好きだから、できればうまくいってほしい。
そろそろ終わりそうな件
なーんか終わりが近い気がするんですよね。
このシロウ編が終わったときにリオンズテイル編に突入するのかどうか、ヤナギサワが次の巻で共闘する感じならそのまま最終章みたいな形もめちゃくちゃあり得るなと。
お手軽文明再建キットやらキューブやら、再構築技研の実態やらのこの世界の謎っぽいものがだんだん明かされて行ってますし。なので予想としては、Ⅹ巻が上中下みたいな感じになるか、いつもよりだいぶ厚くして上下巻で終わらせるかなのかなーと思います。
でももしかしたら間に新旧リオンズテイル編が入るかもしれません。個人的にはまだ終わってほしくないので、あと5,6巻ぐらいはやってほしいと思っています。
まとめ リビルドワールド Ⅸ上 感想
エレナとサラとの関係は、先輩後輩にちゃんと落ち着きましたし、シズカに迷惑をかけないためでもありますが、カートリッジフリークでの装備調達も一区切りで、迷惑かけても別にいいであろうカツラギに弾薬類の調達を次からする感じになりました。
シェリルも上に書いた通り告白しましたから、今までの人間関係を完結を見据えて進めている気がして、やっぱり完結近いんじゃないかなーって感じました。
上には上がいるとはいえ、アキラの強さももう結構リビルドワールド世界の上限に近づいてきましたしね。
それと最後に、アニメ化ってどうなりました……?
またね!